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メモ
●2005.06.30
・宗像大社と鎮国寺
福岡県宗像市には、釣川を挟んで宗像大社と鎮国寺があります。共に長い歴史を持った由緒ある寺社仏閣で、それぞれ複数の群をなしています。
宗像大社は海の祭神で、出雲大社と深い関係を持っています。鎮国寺は弘法大師(空海)が中国で修行した後、九州に一年程滞在した大同元年(806年)に開祖した真言宗最古のお寺です。
宗像大社は、本殿の他に、二宮、三宮、高宮で構成されています。二宮、三宮は、沖津宮、中津宮の御分霊を祭り、伊勢神宮の第60回御遷宮古材によって再建された唯一神明造の社殿だそうです。社は神を祭っている建築だけで良いらしいのですが、神前祭事のために手前部分にキャノピーが増設されています。正面から見ると、美しさが半減されているように思います。
現代的建築として考えてみると、そのキャノピー部分は、正面のファサードが見えやすく、お参りしやすいように透明感のあるガラスで建築されている方が良いように感じます。
一宇一級建築士事務所
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